2020年の投資方針

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もともと売買頻度が高い方ではありませんし、年単位のリターン目標などは設けません。
年が変わったからといって基本的な考え方が変わるわけではありませんが、やはり節目は節目なので、昨年の振り返りと今年の抱負を考えてみたいと思います。

2019年の振り返り

個別株運用に関しては、ざっくりした計測ですが年初来+30%以上は達成できたと思うので、御の字だと思います。

特にうまくいったのが、2018年末~2019年初の局面で投資をしたNSD、エムケイシステム、システムディなどのシステム屋さんへの長期目線での投資です。
これらは金融、人事労務、学校や自治体など、ビジネスプロセスに非効率性の残っていそうな特定の業界に強みを持つシステムベンダーです。今後、日本全体で人手不足が本格化する中で、その非効率な部分をシステムで置き換えていくことが進むことを想定しています。また、中短期的には、将来を見越した人材投資やサブスクへの移行などにより業績が弱含む局面から、より強い成長局面への移行も期待しています。
ここまでの各社の業績は、なんとなくその想定線で来ており、自分の読みがよかったのか、単に下落局面で買えたのが功を奏したのか、一部利食いや買い増しによる簿価上昇などを経ながらも70~160%程度の含み益を持てています。
一部煽りっぽい動きが気にはなりますが、今後も業績推移を見ながら、基本的には長期保有していきたいと思います。

反省点は個別では色々あるのですが、総論すると(結果的に)無駄な売買が多かったということにつきます。
Twitterで話題になっている企業や大物さんが紹介されている企業などが気になり、つい手を出してしまったものがいくつかあります。性格的に「いいな」と思ったものは勢いで買っちゃって後で調べるケースもままあるのですが、あまり腹落ちしないまま買った企業は握力が保てず、弱含み局面で売ってしまうこともありました。
損益的には大した影響はありませんが、その間、自分が確信を持てる企業を買って保有していれば・・・と思うと、逸失利益はともかく、反省は大きいです。

一方で、買った後でしっくりるとそのまま売りたくなくなってしまうので、保有企業数が増えすぎているというのも悩みの種です(現在22社)。
私くらいの資産額であればもっと絞った方が効率がよいとは思うものの、なかなか手放せないんですよね。

ブログで月次の売買をメモするようになったことで、あまりに根拠レスな売買が減ったのは良かったと思います。

2020年の方針

相場的には、にわかにイラン問題、引き続きの米中問題、Brexit、オリンピック後の企業業績、米大統領選挙などがリスクとして認識されているようです。
私にはこれらの予想をする能力もありませんし、考えても仕方ないと思うので、色々な局面を想定しつつ、どんな目が出てもしっかりと利益を増やせる企業を選んでいくということかと思います。
一応個人的には、アメリカの金融政策が肝かなとは思っています。

企業選択の基本方針は特に変えません。
日本や顧客の問題を解決することで利益を増やしていくことができ、かつ株価上昇余地も大きいと思われる企業への長期投資をメインに据えつつ、遊びとしての投機もやっていきたいと思います。
ただ、足元投機枠の企業が増えすぎているきらいがあるので、企業の峻別と撤退の判断を早くすることを心がけ、優待枠以外の保有企業数は10~15社に絞っていきたいと思います。

昨年の好調な相場が今年も続くと考えるのは恐らくナイーブに過ぎるでしょうが、まずは市場にとどまることを第一目標に、遊び心を忘れず続けていきたいと思います。

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