「おおぶね」が受益者専用サイトを開設

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FoYに投票する前に何か投信ネタ書かなきゃな、と思っていたところへ、「おおぶね」から重要リリースがありました。

「おおぶね」シリーズ受益者の皆様へ ~受益者様専用サイト開設のお知らせ~|【NVIC】農林中金バリューインベストメンツ
 NVICが運用・助言を行う投資信託「おおぶね」シリーズを保有いただきありがとうございます。  「おおぶねオーナーズ・マニュアル」でも謳っている通り、私たちは「おおぶね」シリーズを通じて、皆様に投資先企業たちの「オーナー」として、その企業価値創造のプロセスを長期に渡って楽しんでいただきたいと考えています。  したがっ...

このファンドの大きな魅力といえば、月次レポートでの濃厚な企業分析コーナーですが、それが受益者以外は読めなくなるとのことです。直近のレポートによれば、年明け以降、月次レポートへの掲載は無くなるようです。

Twitterを見ていると、このリリースを受けて「ディスクロージャーの悪化」とか、

「直販化への布石か?」みたいな反応がありました。

恐らくおおぶねシリーズを実際に保有している受益者であれば、今回の変更をもって「改悪」ととらえる人はそんなに多くないのではないかと思います。
確かに月次レポートでリターンその他の係数面を確認しつつ、受益者サイトで企業分析情報を読むことになるので、一手間増えるといえば増えるのですが、それ以上にあの分析情報をエクスクルーシブに読むことができるプレミア感が勝ると思います。

正直、これまでもTwitter上などで、たぶん受益者じゃないだろうなという方がレポートの内容を話題にしているのを見かけることがあり、複雑な感情を抱いてきました。
多くの方にこのファンドの魅力を知ってもらえるのは嬉しい一方で、実際に保有している人とそうでない人が同じ濃度の情報に触れることができるというのは、やはりなんだかなという思いもあったのです。

その我が儘な受益者のキモチを満たしてくれるのが、「メンバーズ・カンファレンス」だったわけですが、これからは受益者専用サイトも加わることになります。
(参考リンク:「おおぶねメンバーズ・カンファレンス」が面白い

私のところには既に受益者サイトの案内が届いていまして、実際に見てみました。
サイト開設の趣旨を考えて中身の詳細は伏せますが、個人情報を取るような仕様にはなっていません。直販化への布石などではなく、純粋に「誰に情報を届けたいか」を考えての決断だったのではないかと推察します。

直販モデルではない運用会社としてできることできないことがあるのだと思いますが、工夫を凝らし、「改善」を積み重ねる様子に、「受益者」に寄り添いたいというこのファンドの姿勢が貫かれているような気がします。

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