約3か月におよぶ自粛期間が終わり、まだ完全にとはいかないまでも、仕事も我が家も正常化に向かいつつあります。
やや時宜を逸した感はありますが、この3か月の振り返りを残しておきたいと思います。
家族の話
この3か月間で得た最大のものは、家族との時間、これに尽きるでしょう。
恐らく、これから先、こんなにも長い時間を家族5人で過ごすことはもうないと思います。
「コロナただの風邪説」支持派の私としては、安倍首相からの自粛要請が出た当初こそ、余計なことをしやがって、と憤っていたのですが、卒園式や春休みの予定や入学式が悉く中止になってしまった子供たちを見るにつけ、彼らがこの先この期間を思い出すときに、「まあ悪くはなかったな」と思えるようにしようと、心を改めました。
平日昼間こそ仕事をしなければいけないものの、17時から寝かしつけまでは、全力で子供たちと向き合いました。
子供の成長はすごいです。
1号は、私が仕事で海外の資料を読んでいるのを見て英語に興味を持ったようで、勝手に勉強を始めました。3月の時点ではアルファベットもGくらいまでしか言えなかったのに、いまでは英語バージョンの「パプリカ」をほぼ歌えるようになりました。意味が分かっているかは怪しいですが。
2号は、去年の誕生日にジジババからもらった動物の図鑑に、これまでは全く興味を示さなかったのですが、ある日突然ハマりました。あっという間にボロボロになるまで読み込み、追加で買い与えた2冊目もほとんど暗記してしまったようです。最近は鳥や昆虫にまで興味が広がり、将来は「動物博士になりたい」と言い始めました。
3号は、、、特に進歩は感じられませんが、我が家のアイドルとして、荒みがちなみんなの心を癒し続けてくれました。
私も夜な夜な密かに英語のパプリカの歌詞を覚え練習し、日々動物ごっこ(図鑑で動物の特徴を調べ、完コピを目指す遊び)に勤しんだ甲斐がありました。
投資の話
コロナ相場は終わりましたね。振り返ってみると、結局のところ絶好の買い場だったということになっています。先はますますわかりませんが。
自身の投資行動を振り返ってみると、狼狽売りすることもなく、温存していたキャッシュで3月に買い向かえたのはよかったのですが、まぁお小遣い稼ぎ程度でしたね。
買いが早すぎた(3月10日前後に大きめの一矢目)ことと、戻る中で懐疑心の方が強くなり早売りしてしまったこともありますが、何より企業選択がいまいちでした。日ごろからの準備が足りていませんでしたね。
じゃあ次に同じような局面が訪れた時に、もっと上手くふるまえるかというと、恐らく難しいと思いますね。これは自分の心の問題だからです。
相場の波に上手く乗ろうとは思わず、株ポジションは暴落時でも泰然と構えられるメンツを揃えつつ、キャッシュポジションを10~20%持っておくというのが、私の心には一番フィットしているのではないか、という考えに至れたのが今回の最大の収穫です。
全然底値で拾えていませんが、700円強で買えているアバントがお宝ポジションになってくれれば、コロナ相場の成果としては御の字だと思います。
自分の話
本を数冊読みました。中でも今後の投資に生かしていきたいのは、下記3冊です。
・「教養としての投資」(奥野一成さん)
・「初心者でも勝率99%の株ポートフォリオ戦略」(山本潤さん)
・「真のバリュー投資徹底講義」(柳下裕紀さん)
特に奥野さんの本からは、投資というのは、時間・能力・お金を正の循環で回すこと、自分にコントロールできることに集中すること、の重要性を改めて教えていただきました。
相場の先行きに気を揉んで上手く立ち回ろうとすることは諦め、長く続けられるポートフォリオを作ることに専心しようと思いました。
そして、時間の使い方。この間、投資に使った時間は最小限です。ブログも開始当初イメージしていたよりも随分と更新頻度の少ないものになってしまいました。
でも、思うのです。それらを捨てて、パプリカや動物ごっこに費やした時間は、他人から見れば無駄な時間かもしれませんが、将来、複利でものすごいリターンを生むかもしれないと。
私が最も時間を投ずべきは、子供たちであると、改めて感じた3か月でした。
もう一つ得たもの、お腹周りのぜい肉とも向き合っていかなければいけないのですが。
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